作法

参拝の作法

参拝の作法は真心をこめて行いましょう。
先ず浅く拝礼して鈴の緒を大きく振り、次にお賽銭を奉納し心を澄まします。
そして二度深く拝礼します。次に二度拍手をします。
そしてもう一度深く拝礼します。

※鈴の緒が無い御社もございます。

申込み

通常の参拝は、神社の前に進みお賽銭を上げて拝礼すればよいのですが、特別な御祈願(厄除け・初宮参りほか)や、社殿に上がって参拝する場合(昇殿参拝)には、あらかじめ神社に住所・氏名・参拝日時・参拝の趣旨(御祈願の場合は願い事)を電話などで連絡しておくようにします。
当日、神社には初穂料を持参します。また、赤飯などのお供え物があれば一緒にお持ちします。神社に着きましたら、まず社務所(神社の事務所)または授与所(お神札やお守りを授与する所)に初穂料やお供え物を差し出し、参拝を申込みます。所定の申込用紙がある場合には、住所・氏名・願い事などを記入します。申込受付を済ませると、神職または巫女が社殿にご案内します。

包み

包み

初穂料
日本は古来より稲作をはじめ農業国でした。秋には収穫できた感謝の気持ちを込めて、必ずその年にはじめて収穫された稲穂などの穀物・初穂を神様にお供えします。野菜や果物・魚などの初物も同様です。神社にお供えするお初穂という言葉の起源はここにあります。今日では季節にかかわらず、お初穂としてお金をお供えすることが多くなりました。その場合、お金包みの表書には「初穂料」、あるいはより丁寧に「御初穂料」と書きます。表書には「初穂料」の他、ただ「上」と書くこともあり、また神前にお供えする玉串にちなんで「玉串料」、あるいは神職に出張して戴く地鎮祭などでは、神職への御礼の気持ちも込めて「御礼」などと書くこともあり、必ずしも明確な区別 はなされていませんが、「初穂料」が最も一般的でしょう。
初穂料の金額は、神社に定めのある場合はこれに従い、ない場合には一般の敬弔時などの包み金額を参考にしましょう。さらに、家庭でお祝いに赤飯を炊いたりした場合はやはり神前にお供えしましょう。社務所(授与所)等で初穂料を差し出し、参拝の申込みをします。お包みは袱紗(ふくさ)に乗せて出す方が丁寧です。

包み
お金包みは、水引とのしがセットされたものや、印刷されたものを使うことが多くなりましたが、家庭に奉書紙や水引を用意しておけば簡単につくることができます。もともとわが国では作法が正式になればなるほど、簡素な形を尊んだのです。

包み紙
包み紙にはいくつかの種類がありますが、一般には奉書紙を用います

水引
お祝いの場合は、赤・紅白・金銀何れかの水引を九本・七本・五本と奇数で用います。紅白・金銀の場合には、紅と金を右にします。また神事に用いる麻は、敬弔いずれの場合にも使用できます。
結び方は、結びきりにするのが正式で、雌結(めむすび 蝶結)は略式です。結んだ先の包み紙の大きさにもよりますが、包みの端より0.5cmから1cmくらい長めに切ります。

手水

手水1

神社にお参りするときは、まず入り口の鳥居のところで衣服を整え、一損(いちゆう 会釈の意)をし、心をひき締めて境内に入りましょう。「手水」は「心身の浄化」こそが最も大切なことです。私たちの祖先は神社にお参りをし、あるいは「お祭り」を奉仕して、御神威を戴くためには、先ず自ら「心身の浄化」につとめることを必須の条件と考えていました。私たちも参拝の前には、作法の一番目ともいうべき「手水」の励行をいたしましょう。先ず「手水舎」の前に立ち、水盤に向かい、「心身の浄化」のために手水を行うことが最も大切です。

手水2

―手水の作法―

  • 右手で柄杓を取ります。
  • 水盤の水を汲み上げ、左手にかけて洗います。
  • 柄杓を左手に持ちかえ、水を汲み上げ右手を洗います。
  • 再び柄杓を右手に持ちかえて、左の手のひらに水を受けて溜めます。
  • 口をすすぎます。柄杓に直接口をつけないようにしましょう。静かにすすぎ終わって、水をもう一度左手に流します。
  • 最後に柄杓を立てて、残っている水を流しながら、柄の部分を洗うように心懸け、伏せて元の位 置に戻します。

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拝礼

拝礼1

拝礼2

拝礼3

拝礼4


拝もまた今日では敬礼作法の一つとして行われていますが、普段の生活の中でも感動や感謝の表現として無意識のうちに行われています。神前で行う拝や拍手も、この様な作法の習慣の延長と考えればよいでしょう。尚、今日の神社での参拝方法は、二拝二拍手一拝を基本としていますが、神社によって特殊な拝礼作法を行っているところもあります。また参拝の前に行われる修祓は、神さまの前に進むときに身を清めるお祓いです。 。

拍手
拍手は柏のように両手の指を揃えて打ち合わせるので、一般には拍手を打つなどといわれています。今までも嬉しい時、たたえる時に拍手をするように、神前で打つ拍手も、神さまに誠の心を捧げ御蔭を戴いていることに心から感謝して打つもので、神社参拝において心を一つにして祈り、且つ感謝する意を表したものです。

―拝礼の作法―

  • 心静かにして、参拝の時を待ちます。
  • まず、神前に進み姿勢をただします。
  • 背中を平らにし、腰を90度に折り、拝をします。この時の拝は二回行います。
  • 胸の高さに両手を合わせ、祈念を込めて、右指先を少し下にずらします。
  • 肩幅程度に両手を開いて、二回打ち合わせます。
  • 指先を揃えます。もう一度拝をします。この時の拝は一回です。

玉串拝礼

玉串拝礼1

玉串拝礼2

玉串拝礼3

神社で祈願するとき、またいろいろなお祭りを行うときに、神さまに玉串という榊の枝を捧げます。玉串は、みずみずしい榊の枝に木綿(ゆう)、紙垂(しで)といわれる麻や紙を取り付けたものです。
私たちの祖先は遠い昔から榊に神々を招き、また神前に榊を供えてお祭りを行ってきました。神話にも見えるこうした神祭りの心は、玉 串を捧げるという作法にも受け継がれています。私たちは神前に進み、玉串を通して自らの誠の心を捧げるとともに、神さまの御蔭を戴くのです。

―拝礼の作法 (二拝二拍手一拝のしかた) ―

  • 右手で榊の元(根元)の方を上から、左手で先のほうを下から支え、胸の高さに、やや左高に、少し肘を張って持ちます。
  • 玉串の先を時計回りに90度回します。この作法でお参りします。
  • 左手を下げて根元を持ち、祈念を込めます。
  • 玉串を更に時計回りに回します。
  • 左手を離して、玉串の中程を下から支え、離した左手を右手下に添えます。
  • やや進んで、榊の根元を神前に向けて案上に置きます。やや下がり、二拝二拍手一拝の作法でお参りします。

直会

直会 (なおらい)

直会 (なおらい)
一般 に「ナオライ」は「直り合い」のつまった語といわれ、「ナオル」は平常に戻ること、即ち祭典中の精神の緊張を解いて、普段の生活にかえることとされています。それと共に神さまに差し上げ、ミタマの籠ったお供物をお相伴することによって、御霊力・御神徳を戴く大切な行事です。したがって、本来神社で催される宴会の意味ではありません。なお簡単な直会は御神酒やお洗米を戴きます。
※御神酒やおさがりを戴くときには、感謝の気持ちを込めて一拝一拍手をしてから戴きます。

おさがり

おさがり
私たちが参拝の折、「撤饌」(てっせん)や「撤下品」(てっかひん)として戴くものは、神さまにお供えした「おさがり」をわけて戴くものです。参拝が終わると「御神酒」を戴きますが、これもまた、神さまにお供えしたお酒を頂戴し、神さまの御加護をうけるものです。

報賽(ほうさい)

報賽(ほうさい)
神さまにお願いした事が叶うと、お礼参りをします。これを報賽といいます。しかし良く考えてみましょう。もし特別なお願い事が叶わなかったとしても、何事もなく無事な日々をおくれるのは、まことに幸せなことではないでしょうか。神社に参拝して、「ありがとうございます」という感謝の心を常に忘れずにいたいものです。

賽銭(さいせん)

賽銭(さいせん)
神前に上げるお賽銭は、古くはお米を用い、散米(さんまい)、打撒きなどと呼ばれていました。お米を撒く風習は神話に見えるほど古いもので、もともとお祓いの意味が強く、さらに神さまへの捧げ物でもあったのです。貨幣の流通 とともに、散米から散銭へ、そして神さまへ捧げる真心のしるしという意味合いが強まり、今日の賽銭の名称が生まれました。


鈴はその清々しい音色から古来、神事に用いられてきました。神前に掛けた鈴の由来ははっきりしませんが、鈴を鳴らすことできれいな音色を神さまに捧げ、また参拝する人々も澄んだ気持ちになれます。さらに、音で願いが叶うかどうか判断できるともいわれ、鈴に付いている麻・紅白・五色などの紐をこうした意味から叶緒(かねのお)といいます。
(神社によっては鈴がない所もあります)